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蜂蜜がのどに良いといわれる理由とは?

のどが痛い時に蜂蜜を舐めると良いといわれているのはなぜですか?

蜂蜜がのどに良いとされているのは、強い殺菌、抗菌作用や保湿効果があり、栄養価の高い食品だからです。

糖度の高い蜂蜜が細菌の増殖を抑える

蜂蜜には強い殺菌、抗菌作用があり、口内や呼吸器系の細菌の増殖を抑え、のどの痛みの原因である細菌による炎症をやわらげてくれます。この殺菌、抗菌作用の高さの理由には、糖度が高いことが挙げられます。花の蜜は、巣に運ばれるまでは水分を多く含んでいる状態です。貯蔵された花の蜜は、みつばちの羽ばたきによってその水分が飛ばされ、最終的な水分量は約20%まで下げられます。こうして熟成され完成した蜂蜜の糖度は約80%と高く、この濃縮状態が高い浸透圧を生み、殺菌、抗菌に役立つのです。浸透圧が高い蜂蜜に入り込んだ細菌は、内部の水分を奪われ死滅してしまうため、増殖することができなくなってしまいます。

もうひとつ注目したいのが、蜂蜜ののどをうるおす効果です。蜂蜜の高濃度の糖分には水分を取り込む保湿効果があり、これがのどの痛みのもとである荒れた粘膜を保護し、痛みを緩和させます。のどのうるおいを保ってくれるので、乾燥によって引き起こされる炎症を予防する効果も期待できます。殺菌、抗菌作用や保湿効果を得るためには、舐めたり飲んだりする以外にも、蜂蜜を溶かした水でうがいをするというのも有効です。

ビタミンB、ビタミンCなども豊富に含んだ蜂蜜

さらに蜂蜜には健康維持に欠かせないたくさんの栄養成分が含まれています。とくにビタミンB群、ビタミンCなどのビタミン類、カルシウムやカリウムといったミネラルも豊富で、疲労回復や栄養補給に最適なのです。

蜂蜜では様々な研究がなされていて、のどの炎症による咳については、2007年にアメリカのペン・ステート大学が「子供の咳止めには市販薬よりも蜂蜜の方が効果的であった」という研究結果を発表しました。ただし、蜂蜜にはボツリヌス菌が含まれている可能性があります。抵抗力のない1歳未満の幼児には感染の危険があるため、厚生労働相によって与えないようにとの指導がなされていますので注意してください。

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