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卵を1日1個しか食べちゃいけないのは本当ですか?

卵を1日に1個以上食べてはいけない
という話がありますが、それは本当ですか?

1日1個以上食べても問題はありません。卵はコレステロールを多く含むため「体に悪い」という印象を持たれがちです。しかし本来、人の体はコレステロールを一定以上吸収しないようになっているため、卵を1個以上食べたところで健康に悪い影響を及ぼすことはありません。

■コレステロールとの因果関係について

ウサギを使った実験が生んだ誤解

なぜ、卵を1日1個以上食べてはいけないという話が広まったのでしょうか。これは、約100年以上前にロシアで行われた実験が元であるといわれています。実験においてウサギに卵を食べさせてみた結果、血中のコレステロール値が増加し、動脈硬化が起こりました。この実験の結果が今日まで語り継がれ、コレステロールを多く含む食べ物である卵は危険であるという認識を与えてしまったと考えられます。しかし実は、卵が人間にとって危険なのではなく、草食動物であるウサギにとって危険であっただけの話です。ウサギは草食動物であるために、体内でコレステロールを分解できず蓄積してしまうことになり、それがそのまま数値と症状に表れたのです。

つまり、基本的に人間が卵を複数個食べただけでは、このウサギのような症状が起こることはありません。むしろ卵には多くの栄養が含まれています。

卵は栄養の宝庫

卵に含まれる栄養のひとつとして、必須アミノ酸が挙げられます。必須アミノ酸とは、人の体では作れない計9種類のアミノ酸のことで、これが不足すると筋力の低下やホルモンバランスの乱れにつながります。卵を食べることで必須アミノ酸が体に取り込まれ、筋肉を動かすエネルギー源になったり、あるいは骨の発育や肝臓・腎臓の働きを助けてくれたりする効果があります。

他にも卵には、ビタミンやミネラルなどが含まれています。卵はビタミンA、B2、D、Eといった豊富なビタミンに加え、カルシウムやマグネシウム等のミネラルも豊富に含んでいます。このビタミンとミネラルを一緒に取ることで、免疫力が高まり、病気になりにくい体作りをすることができます。また卵に含まれるビタミン群や必須アミノ酸の成分の中には、活性酸素の発生を抑え、除去する働きをするものもあります。この働きにより、肌のシミやシワといった老化の予防も期待できます。

これらのことから、卵は総合的に見て栄養価が高く、健康維持にも優れた栄養素を持っている食材です。限度はありますが、1日1個と制限する必要はありません。

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