アブレーションを毎回すすめられたのに
不整脈が軽くなって不安のない毎日
広島県東広島市 本田美紀さん 67歳(取材時)
■睡眠不足やストレスで過呼吸に不安神経症とも診断されて
「『アブレーションしか無いなー』『先生を紹介しようか』って、長年通院している医師から、顔を合わせるたびに強く勧められていました。でも、どうしてもその気になれなくて」
生まれた時は未熟児で「棺桶を用意しなさい」と言われたほど、もともと身体が弱かった本田美紀さん。
勉強が嫌いではなかったので、恩人・友人に勧められるままに大学へ、卒業後3年間就職、次に国立専門養成所へと進み28歳で、現職の「言語聴覚士」になりました。当時は成人の言語障がい全般、小児の言語障がい全般を一人で担っており、63歳まで病院等組織の中で仕事をしました。
ずっと神経を張りつめた状態と性格的なものが加わり、睡眠不足とストレスから過呼吸を起こしたのが30代。そのうちに人の視線が怖くなり、不安神経症と診断された美紀さん。
■強い薬を飲みながら仕事安静時にも脈がとぶ
「代わりの人がいないので、強い薬を服用しながら必死で仕事をしていました。その頃は、きっと怖い顔をしていたと思います。『もうダメだ!!』と思って辞めても、勧められるままに数週間後には次の職場の立ち上げをするので、心身を休めることができませんでした」
40代になると、安静時に脈がとぶ症状が起こり、冷や汗も出るようになりました。医者の診断は更年期障害。24時間ホルターをつけても不整脈は出ませんでした。
美紀さんの多忙な生活は50代になっても変わりません。職場が変わり毎日往復約100キロの車通勤が始まりました。相変わらず4時間も眠れない日々が59歳で辞めるまで続き、時々おこる胸の違和感も消えません。年末に退職し、少しはゆっくりしようと思ったものの、市内の福祉施設から声がかかり正月明けからまた仕事漬けの毎日が始まりました。
■アブレーションを強くすすめられたものの
「長時間の車通勤から解放されたのもつかの間、仕事帰りに市内の旧2号線で信号待ちをしていると必ず不整脈が出るんです。たぶん、そのあたりまで来るとホッとするんでしょうね。症状を説明して検査してもらっても不整脈は捕らえられません。医師からは『異常な波形が出てないなー!?』と言われました」
横になっている時に発作が起きると、ベッドが揺れているように感じるほどガンガンガンと強い不整脈を感じていた美紀さん。ある時は、仕事中に意識が遠のいてしまい、『今、白目になってなかった?』とカウンセリング相手に聞くこともありました。
「3年前、休日に出かけようとしたら発作が起こったので、そのまま病院に駆け込んで検査をしたら『こりゃ、発作性心房細動だ』と言われました。メインテートという薬を処方されましたが、改善しないどころか逆に発作の回数が増えてしまいました」
この時から、アブレーションを行くたびに強くすすめられ、その度に断り続けること3年。不安な毎日の中で、藁にもすがる思いでネット検索をして見つけたのが卵油でした。何度も体験談を読み返し、翌日さっそく電話をして取り寄せた美紀さん。
■心房細動や期外収縮の不安から解放された
「朝食後4粒、夕食後3粒、ラッキーセブンがいいと思って毎日7粒ずつ飲み始めました。心房細動の発作の回数が減っているのをハッキリと自覚できたのは、4ヵ月後です。期外収縮も減ってきて、嬉しかったですね」
不整脈の発作が不安で、遠方に一人ででかけることが出来ませんでしたが、年末年始には千葉や茨城の親戚に4泊5日で行くことができました。
今でも、寝不足やストレスが重なると発作が出ることもありますが、軽く一瞬で済むようになりました。毎日のように起きていた発作が、最近では1ヵ月何もないこともあります。
「地獄から天国ですね。主人を亡くしてから一人暮らしだったので、よけいに不安が大きかったのですが、今は発作のことを気にしなくてよくなったので、一時は辞めようと決心した仕事も、今はできるだけ続けようと思えるようになりました。これからは美術館めぐりや旅行もしてみたいですね」と、笑顔でお話ししてくださいました。
※お客様個人の感想であり、効果効能ではありません。