上田悟さん

不整脈の不安が消えて、能の舞台に復帰

大阪府和泉市 上田悟さん 70歳(取材時)

■期外収縮で薬を服用、左腕が上がらない

上田悟さんの体験談
上田悟さん

「2年前の夏に、いつもより長い不整脈の発作がおきて大きな病院へ行きました。処方された薬を飲んでいる3ヵ月くらいは発作もあまり起きずに、調子がいいなぁと思っていました。それが、11月に金沢公演のリハーサルをしている時、左腕だけが半分も上がらなくなってしまって…。主催者にすぐ事情を話して、近くの病院へ行って検査をしてもらいました」

金春流太鼓方として能舞台を支え、出張公演で各地の舞台に出演することも多い上田悟さん。この日、急に左腕が上がらなくなってしまったので、すぐに金沢市内の病院で検査をしました。心配していた脳の血管や神経に異常はありませんでしたが、舞台に上がれる状態ではなかったので、代役を立てました。

「もともと20年程前から期外収縮の発作はありました。脈がとんだり、ドドドド…となったり、一日に3~4回ですね。時間も短かったので、医者からは『心配ない』と言われていましたが、舞台で本番の時に急に不整脈になったらイヤやなぁ…とはずっと感じていました。それが2年前に薬を飲まないといけないようになって、次は腕が上がらなくなって、舞台にもしばらく上がれなくなってしまいました」

■ピンときたのは沖縄で作っているから

上田悟さんの体験談
期外収縮の発作があった上田悟さん

医者から話を聞くと、飲んでいる薬は心臓の働きを弱める作用があるとのこと、その影響で腕が上がらなくなったのではないかと考えた上田さん。大きな病院から紹介状をもらって近所の病院に移るのをきっかけに、病院へも行かず薬を飲むのもやめてしまいました。

何かいいものはないかとインターネットでいろいろ調べているときに、沖縄で作られている卵油を見つけました。
「ピンときましたね。年に何回か西表島などの沖縄の離島へ行って、趣味のシュノーケリングをするんですよ。沖縄の食材も大好きなので、これはいいなと思って、さっそく取り寄せて飲み始めました」

■舞台に復帰し心臓も血圧も調子よく

上田悟さんの体験談
出張公演で各地の舞台に出演

薬を飲まなくなったので、大きな発作が出るのが心配でしたが、卵油を続けているおかげか、それは大丈夫でした。左腕が思うように上がらず、2ヵ月以上も舞台から遠ざかっていた上田さんですが、少しずつ腕の調子も良くなってきました。

「長男が私と同じ太鼓、次男は鼓の奏者なので、長男にしばらく代役をつとめてもらっていました。卵油を飲んで3ヵ月ほどで左腕も元通り上がるようになったので、舞台に復帰することができて、今でも現役を続けています」

能では、笛・小鼓(こつづみ)・大鼓(おおつづみ)・太鼓の4種類の楽器が使われますが、太鼓が入る曲は約半分。1時間から1時間半ある曲の中で、限られた場面でしか演奏しないことが多いのですが、出番になると舞台をリードする役目を持つ重要な楽器で、クライマックスで太鼓の音が入ると演奏が盛り上がります

■発作の不安も消えて生涯現役で能の普及を

上田悟さんの体験談
生徒さんに能楽太鼓のお稽古をしている朝陽会館(大阪市北区)にて。上田悟さんと柴山弘文

「能の舞台は板張りですから、じっと座っていると足が痛くなってくることもありますが、動くことができません。目を動かして知り合いを見つけただけでも、客席から見るとキョロキョロしているように見えることもあるため、太鼓の演奏が始まるまでは、姿良く舞台上に居ることに集中しながら出番を待っています」

不整脈の不安が大きかったときは、もし舞台上で発作が起きたら…と心配したこともありましたが、今はもう大丈夫。高めだった血圧も安定しています。

「北島三郎さんの『加賀の女(かがのひと)』の歌詞に『謡曲(うた)がふるふる、加賀宝生(かがほうしょう)の』という一節があるのですが、金沢は加賀藩主前田綱紀が広めた宝生流が盛んです。町を歩いていると謡曲が降るように聞こえてくる…と歌っているこの歌詞のように、謡曲があちこちから聞こえて来るように、地元や日本各地に能の普及を進めていきたいです」
伝統芸能の世界に身を置く上田さんは今日も精一杯、舞台やお稽古に励んでいます。

※お客様個人の感想であり、効果効能ではありません。

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